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作曲者紹介

​合唱団そうなそ 第4ステージ指揮者

中島拓海

山口県山口市出身。山口高校卒業。山口大学医学部医学科卒業。
現在は研修医として働く傍ら、合唱団そうなその指揮者を務めている。

耳で聴いた曲をピアノで弾くことができる特技を生かし、様々な曲を合唱風にアレンジする活動も行っている。これまでに編曲した数は30曲を超える。定期演奏会ではお馴染みの「そうなソング」の編曲も務めており、これまでにジャズアレンジ、音頭風アレンジを手がけている。かつては多彩な音色を求めるあまり、アルトとテノールに難しい音の動きを強いることが多く、団員からクレームが寄せられたこともある。そのため、作編曲においては歌いやすさをとても心がけている。
本作「文也」は、自身初となる混声合唱組曲作品である。
好きな作曲家はTomas Luis de Victoria。好きな和音は完全5度。

趣味はカフェ巡り。山口市のオススメのカフェは原口珈琲。

メッセージ

 

2019年12月。「中原中也の詩で曲を書いてほしい。」当時当団の指揮者であった京牟礼瑞己氏がそう言ってくださいました。

二人で話していくうちに、「また来ん春……」の詩に惚れ込み、中也の「文也」に対する思いを曲にしたい、傷心し亡くなった中也自身への救いの曲を作りたい、そう思うようになりました。これはこの組曲のテーマでもあります。

1か月程度で思いのまま曲を書き上げ、京牟礼瑞己氏指揮による演奏も予定されていましたが、コロナ禍も重なり、演奏する機会に恵まれないままでした。

約4年の時を経て、中原中也の詩に音楽という形で命を吹き込むことができることを心から嬉しく思います。

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